どこかでお会いしました?

結婚したときに、新婚旅行先に選んだのはトルコだった。ざっと11年くらい前の話。
それまでに、わたしはヨーロッパとアジア、Naffy(夫)はアメリカ・オーストラリア方面に行ったことがあったので、ダブらないところを選んだ。

トルコへはNaffy(夫)の反対を押し切り、ツアーで行くことにした。言葉もわからないし、観光名所も点在しているのでそのほうがいいんじゃないか、と思って。

そのツアー、迷路のような市場に入った瞬間にお財布をすられたおじいちゃんや、9日間ずっと同じジャージで過ごしたおじさん、鈍くさいので新婚なのにいつも離れた席で食事をするはめになってしまうカップルなど、同行者は変な魅力に溢れている人たちばかりだった。

さらに、それをまとめる添乗員さんも負けていない。
どこで買ったの?と聞きたくなる装いが毎日続く。
たとえば、白地に赤い水玉のジャケット。ただし、水玉は直径15cmくらいの大きさなので、どこを切り取っても日の丸が作れそうで、目立ち方はハンパじゃない。
たとえば、まっ黄色のジャケット。うーん、往年の名女優なら着こなせるかもしれない・・・。

その添乗員さんから声をかけられたのは、ツアーの数日目、照り返しの強い野外劇場の遺跡(地名は失念・・・)でのこと。
「どこかでお会いしたことないですか?」
うう・・・ん。わからない。
旧姓、住所、出身地、学校を言い合う。
だんだんと近づいてきた。
「あっ!」気づいたのはふたり同時。
中学のときに通っていた塾で一緒だったのだ!!
急に懐かしさがこみ上げる。あの頃ハチマキして合宿行ったんだったねえ。
そんな小さい繋がりでも、めちゃくちゃ太い絆に感じるのは、海外マジックに違いない。

その後、急激に彼女としゃべる機会が増えたわたしに、もう一組いた新婚さん(鈍くさくない人たち)が話しかけてきた。
「添乗員さんは、お知り合いなんですか?」
「そうなんです。途中で発覚して」
「あのー、聞きづらいんですけど、添乗員さんっていくつなんですか?」
「?」
「若い気もするし、若くないような気もするしー。年齢不詳で気になってたんです」
納得です。とっても同感です。なので
「31です」
と教えてあげた。ごめんね、K子さん。
vegasqueen * ツアー * 15:51 * comments(0) * - * - -
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